こんにちは。
いつも高知東店のブログをご覧いただき誠にありがとうございます。
先日は消波ブロック巡りをお休みして高知県東部へドライブに出かけておりました!
今回のゲストは高知東店の佐々木さんとG-PARKみどろの髙木さんです!
ことの発端は先月、『山ガールと繋がーるのです!』にて我が登山部にゲスト出演いただいていた髙木さんとの会話でした。
つの「いいダム、紹介しますよ」と。
出ましたね、ダム。なんて怪しい響きなのでしょう、、、
まあ、ダムを軸にいろいろ高知の素敵なスポットを案内できたらいいなぁと思いながら漠然とプランニングしつつ当日を迎えたわけです。
佐々木さんと私は前夜祭があり、髙木さんも愛媛からの参戦になりますので少し遅めの11時に高知東店に集合し、私の運転で向かったのは高知市からクルマで1時間半ほどの馬路村です!
馬路村と言えばゆずで有名ですね!
高知県はゆずの生産量が全国一位でシェアも約4〜5割というゆず大国ですが、その中でも馬路村は県内ゆずのトップブランドです。
「ごっくん馬路村」や「ぽん酢しょうゆ ゆずの村」などなど、最寄りのスーパーはもちろん県外でも見かける商品を数多く生産する馬路村は、決して昔からゆずで栄えていたわけではありません。
かつては林業の村として、高知県の木にも指定されている良質な魚梁瀬杉(やなせすぎ)を切り出していました。
馬路村から南部には今も各地に魚梁瀬杉を切り出すのに利用された魚梁瀬森林鉄道の遺構があり、在りし日の面影を感じさせます。
以前、赤いS4やバイクで訪れた森林鉄道跡
3/4スケールで再現された森林鉄道
しかし、輸入木材の台頭や国内林業の衰退に伴い村の存続が危ぶまれるようになり、次代を見据えた産業として村民が昔から愛していたゆずを全国に広めることを選び、土や製法に拘りながらゆずのブランド化に成功し、今や皆さまもご存知の通り日本一のゆずの村になりました!
そんなゆずの村の中心に位置する馬路温泉の泉質は「ナトリウム–炭酸水素塩・塩化物泉」と呼ばれるもので、切り傷や冷え症に効いたり美肌にも効果が期待できるのだとか。
なるほど、その効果はなかなかのもので、入浴後ずーっと身体がポカポカするのです!
髙木さんに至っては夕方まで温かいと仰っていましたので、皆さまもこれからの季節にいかがでしょうか?
馬路温泉で入浴も食事も済ませて、胃も心も満たした我々は今回のメインである特徴的なダムを目指します。
それがこの魚梁瀬ダムです!
以前、『徹頭徹尾と鉄塔設備はなんとなく響きが似ているのです!』にてご説明した稲村ダムと似たような形をしていますね!
それもそのはず、このタイプのダムはロックフィルダムと呼ばれ、粘土や砂利、そしてその名の通り岩石で覆う大型の堤体が特徴です。
なぜ多くの方がダムと聞いてイメージするコンクリートダムではなく、岩で覆われたロックフィルダムを選択するかについてはいくつか理由が考えられます。
例えばダムが建設される場所の地質の問題です。
重力式コンクリートダムの場合、ロックフィルダムと比較して堤体を薄くすることが可能ですが、単位面積当たりの荷重は大きく、ダムの周囲の地質にはそれを支えうる硬い岩盤が求められます。
ダム湖側も実際には多少傾斜が付いています
一方でロックフィルダムはコンクリートダムに比べて堤体が厚く、また勾配も非常に緩い為、単位面積当たりの荷重を小さくすることができ、ダム周囲の地質がそれほど頑丈でなくとも設置することが可能です。
その他にも堤体の材料が容易に調達できるかどうかも重要な要素です。
ロックフィルダムは粘土と砂や砂利、岩石で構成されている為、セメントが必要となるコンクリートダムよりも国内の山間部では材料が調達しやすいと言えます。
ただし、ロックフィルダムはコンクリートダムよりも体積が大きく、資材の量も多くなる為、輸送費や材料費などの様々なコストも考慮しなければなりません。
この他にも様々な条件をもとにケースバイケースでダムの種類は選択されますので、ダムを見ながらどうしてその構造が選ばれたのかと考えを巡らすこともダム巡りの醍醐味ですね!
少し話が逸れましたが、この魚梁瀬ダムの堤体は早明浦ダム(106m)の堤高を抜いて四国内では最高の115m、ロックフィルダムとしては西日本最大規模を誇ります!
傾斜は緩やかですが見上げるような高さです
その堰き止めれられたダム湖も早明浦ダムに次いで大きく、県東部に位置する奈半利川水系は台風が頻繁に直撃することもあり、雨量が多く、最大1億460万㎥を湛えています。
その豊かな水資源をもとに下流部にある2基のダムと合わせて3基の発電施設を用いて大規模な水力発電を行っています。
平家の落人伝説も残る魚梁瀬地区
そこで作られた電力は山を越え海を越え、なんと広島県まで送られます!
都市部から遠く離れた山奥で生まれた電力が中国・四国地方の夏季日中のピーク需要を支えているなんてなんだか壮大ですね。
そんな魚梁瀬ダムについつい興奮し、下から横から上からと眺めているとあっという間に夕方になり、ここが今回の旅の最終地点となりました。
本当は下流にある高知電力所でダムカードをいただいたり、伊尾木洞を案内したりといろいろプランはあったのですが、私自身のダムへの時間のかけ方を失念しておりました。
せっかく愛媛からお越しいただいた髙木さんや高知の出身ながら自称インドア派で案外知らないところが多い佐々木さんにいろいろと案内したかったのですが、申し訳ないことになりました。まあこの不器用な旅の感じがまた私らしさというか、私クォリティなのでしょう。
少しマニアックなドライブプランでしたらいくつかご紹介できますので是非お声がけください。
今回のように温泉など辛うじて観光らしい観光地をぶち込むプランもご相談に応じますよ!
髙木さんも佐々木さんもありがとうございました!
さて、馬路村が次の時代を見据えてゆずを選んだように、SUBARUも今後を見据えてSGP(スバルグローバルプラットフォーム)を採用したのはご存知の通りです!
あれから3年、SGP採用第一号のインプレッサが大きく進化しました!
ただでさえ乗り心地の良いインプレッサでしたが、新型ではサスペンションの改良により振動を抑えた乗り心地と軽快なハンドリングを両立!
予防安全では待望のアイサイトツーリングアシストを標準装備!
オートドアロック・アンロック機能やUSB電源の追加などなど、利便性も向上していますよ!
そんなマイナーチェンジと一言で片付けるにはあまりにも進化しすぎたインプレッサのデビューフェアを開催します!
New IMPREZA DEBUT FAIR
11月16日(土) – 17日(日)、23日(祝・土) – 24日(日)
2週連続開催です!
高知東店では新型インプレッサを実際にご覧いただけるようにご準備いたしましたので、ぜひお越しください!
せっかく優秀なキャメラマンの髙木さんをお招きしましたので、魚梁瀬ダムで中古車雑誌にありがちな写真撮影会を開催しました!
今回のブログのアイキャッチ写真にも採用された佐々木さん。様になっていますね!
身体の脱力や虚ろな視線などを佐々木さんにレクチャーを受ける私。
そして完成したのが次の写真。
どうしてこうなった(笑)
クルマに寄りかかるよぼよぼのおっさんの完成です!
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