こんにちは。
いつも高知東店のブログをご覧いただき誠にありがとうございます。
雨が続いていますね。
危険を感じたら速やかに身を守る行動をとってくださいね。
スバルの四輪駆動、シンメトリカルAWDは雨や雪の路面でこそ真価を発揮しますので、私は雨の日ドライブも好きなのですが、とは言え、タイヤには性能限界というものがありますから、過信せずに安全運転で愉しい雨の日ドライブを心掛けましょう。
そんな豪雨の時に役立つのがリヤフォグランプです。
霧や豪雨で視界が妨げられる際には、自身がぶつからないように気をつけることは勿論ですが、追突されないように自車の存在を後続車にアピールすることも大切です(車種やグレードによってはリヤフォグランプの設定がない場合もございます)。
操作方法は簡単!
スモール(車幅灯)以上のランプがつく状態で、ウインカーレバーの中程にある「つまみ」を上に一段捻ることでフロントのフォグランプが点灯し、更にもう一段上に捻ることでリヤフォグランプが点灯します。
このつまみを、、、
上に捻ります!
これでOKです!
右側に赤く光るのがリヤフォグランプです
写真:IMPREZA SPORT 1.6i-L EyeSight S-style
車種によってリヤの右側もしくは中央下の一灯が強く発光します。
これで後続車に自車の存在を強く主張することができるのです。
ちなみにリヤフォグランプ点灯時にはメーターに、このようなオレンジのランプが点灯します。
写真上がフロントフォグランプのみ点灯/下がリヤフォグランプも点灯
霧や豪雨でもない普段から点灯していると、とても眩しいので後続車の迷惑になってしまいますが、いざという時には安全の為に点灯してみてはいかがでしょうか。
さて、先日はお休みを利用して、淡路島に行ってまいりました。
淡路島と言えば、やはりダムです。
淡路島のダムは先月6月4日更新の高知東店のブログでも登場していますが、その際には北富士ダム、成相(なりあい)ダム、諭鶴羽(ゆづるは)ダム、牛内(うしうち)ダム、大日(だいにち)ダムの5ダムが登場しました。
これらのダムは淡路島の南側にある諭鶴羽山の谷に並んで密集しており、ただ単にダムの天端(てんば:ダム堤体の上部)を巡るだけなら30分もあれば走破できる距離にあります。
しかし、地図をご覧いただいたり、実際にダム巡りに行かれた方はお気付きになったことでしょう。
「これらのダムとダムの間にもいくつかダム湖があるじゃないか!」と。
そうです。
この5ダムはダムカードを発行しているダムで、淡路島のダム巡りにおいては入門編にあたります。
今回のダム巡りでは5ダムを軸に、ダムカードこそ発行されていないものの、淡路島になくてはならない、キラリと輝くダムたちを南側からご紹介いたします。
それぞれのダムの項目の下には道中メモもありますので実際のダム巡りのご参考になれば幸いです。
淡路島のダム【前編】
本庄川ダム(重力式コンクリートダム)
2004年完成の本庄川ダムは淡路島の典型的なダムと言えます。
例えば、自由越流方式です。
自由越流方式のダムは、平常時は堰堤の中程に設けられたコンジットゲート(常用洪水吐き)から少しずつ流量を調整しながら放流していますが、洪水時は一定の水位になると堰堤の上部にある自由越流式洪水吐きから水がこぼれ落ちていくダムです。
そのため、ダムの上の方を見上げるとぽっかりと穴が空いています。
水位がその穴以上になることはなく、水門の設置費用やメンテナンス費用がかからない上に、貯水の限界値を超えることがないので、ダムの安全性を確保しています。
また、ダム湖の周囲は散策路が整備されており、治水で地域に貢献するだけでなく、文化的な暮らしにも一役買っています。
道中メモ:やや狭め。左岸側はかなり狭い為、右岸側がおすすめ。
大日ダム(重力式コンクリートダム)
1997年に完成しました。本庄川と同じく典型的な自由越流方式ダムですが、大日ダムの見所は1kmほど上流部にもう一つダムがあることです。
淡路島らしいダムを一箇所で同時に楽しめる一粒で二度美味しいダムですね。
道中メモ:普通。離合も可能。
大日川ダム(重力式コンクリートダム)
大日ダムの上流にあるのがこの大日川ダムです。大日ダムよりも早い1966年に完成していました。
大日ダムほどの規模はありませんが、こちらも自由越流方式で、天端は洪水吐の上部が隆起しており独特の見た目となっています。
また、今回のダム巡りでは運良く自由越流の様子が確認できました。上流部から風に運ばれる波のリズムで「チョロ、、チョロ、、」と越流する様は風と水とダムの奏でる音楽のようで聴き入ってしまいます。
道中メモ:やや狭め。草・落石有り。
牛内ダム(重力式コンクリートダム)
大日ダムと同じ年、1997年に完成した自由越流方式ダムです。
大きなダムが横並びに同じ年に完成?
気になりますよね!
そうです!大日ダムと牛内ダムは二ダム一事業としてセットで建設されました。
尾根を挟んで横並びの谷に造られた大日ダムと牛内ダムは水底付近に設けられた分水トンネルで結ばれており、二つのダムは同じ水位になるように設計されています。
これは洪水を分散させたり、灌漑用水を無駄なく均等に蓄えたりする為のもので、淡路島ならではのダムと言えます。
道中メモ:左岸側は普通。右岸側は草が茂っており、やめた方が無難。
諭鶴羽ダム(重力式コンクリートダム)
ご多分に漏れず自由越流方式です。聞き飽きましたよね。しかし、諭鶴羽(ゆづるは)ダムは一味違うのです。
1975年完成のダムですが、越流部をご覧いただくと、、、
後から穴を埋めたかのようにコンクリートの色調が異なりますよね?
諭鶴羽ダムの興味深いところは「ゲートレス化」にあります。
ダムが完成した1975年当時は、早明浦ダムや鏡ダムと同じく鋼鉄製の水門を持つ、ゲート調整方式と呼ばれるダムでした。高知ではこちらの方が馴染みがあるのではないでしょうか?
しかしその後、2004年にゲートレス化工事を行った為、自由越流方式の仲間入りを果たしました。
本庄川ダムの項目でもご説明した通り、ゲートレス化のメリットは大きく、ある意味必然のゲートレス化と言えるかもしれませんね!
また、諭鶴羽ダムの湖畔は公園として整備されており、春には約千本の桜が咲き乱れ、初夏には蛍もたくさん見られるとのこと。
そんな季節に行ってみたいものです。
ダムと桜!ダムと蛍!考えただけで心躍りますね!
道中メモ:快適。
上田池(重力式コンクリートダム)
淡路島のダム【前編】の最後にご紹介するのは、1929年に完成した上田池(こうだいけ)です。
今までご紹介した5ダムとは明らかに雰囲気が違います!
それもそのはず!
堰堤の表面は布積み(ぬのづみ:水平に同じ高さのブロックを重ねる積み方)の切石で覆われており、また、高欄も市松模様があしらわれていて、凛として気品があり、質実剛健なモノづくりへのこだわりが見て取れます。
上田池は日本で一番背の高い農業用の粗石コンクリートダムであるだけでなく、見た目も高貴で日本一にふさわしいですよね!
農業用ダムですから水田とのツーショットは最高です
越流部のアーチが美しいですね
その歴史的価値から土木遺産にも選出されています
道中メモ:狭い。離合困難。お気をつけて。
前編はいかがでしたか?
そう遠くないうちに後編もアップいたしますので、お楽しみに!
先週に引き続き今週末も
『LEVORG DAY』
を開催しております!
リヤフォグランプがとってもキュートなレヴォーグが皆様のご来店をお待ちしております!
明日は七夕です。どうやら催涙雨になりますが、ふたりの涙ではなく牛車を洗う雨になればよいですね。
7/6 つの
前回:スバル還暦です!