- こんにちは。
いつも高知東店のブログをご覧いただき、誠にありがとうございます。
本日はクリスマス。皆さまはいかがお過ごしですか?
このような折ではありますが、皆さまに最良のクリスマスが訪れますように。
さて、前回のブログでは新型レヴォーグ専用に開発されたSTIパフォーマンスマフラーをご紹介いたしました。
かなり端折った説明でしたので、今回はもう少し詳しくご紹介いたします(前回と内容が重複する上にクルマにお詳しい方には釈迦に説法ですが)。
新型レヴォーグでは不等長のエキゾーストマニホールドを採用しています。
エキゾーストマニホールド(以下エキマニ)とは、例えばスバルの水平対向4気筒ターボエンジンの場合、4つの気筒からなるエンジンで燃焼された排気ガスを過給機の手前で1つに集合させている管のことで、このそれぞれの管の長さが均一であれば等長と呼ばれ、バラバラであれば不等長となります。
一般的に前者は管の長さが等しく、排気がスムーズになる為、アクセルに対するレスポンスが向上します。
反対に後者の場合は4つの管の長さが異なる為、1つに集合する際に排気干渉という抵抗が生じます。
他方、この排気干渉こそ、かつてのハイパフォーマンスなスバル車が響かせていた「ドロドロ、、、」というボクサーサウンドの正体なのです!
スバルの不等長エキマニの社外マフラーとの組み合わせによる大太鼓のように心の臓に響く低音は、少しアクセルを踏み込めば数百メートル離れていてもほぼ正確に音の発信源を特定できる程に豪快で特徴的です。
しかしながら、この音の正体はご説明した通り非効率な排気干渉によるもので、時代とともに求められる性能が高まり、技術も向上したことにより、やがてスバルのターボ車でも排気効率の高い等長エキマニに切り替わっていきました。
昨今では社外品のエキマニに交換しない限り、新車でその音を聴く事はできなくなり、少し寂しい思いをされているスバリストの方もいらっしゃるのではないでしょうか?(私もその一人です!)
そんな中、今回の新型レヴォーグに搭載されているCB18エンジンが再び不等長エキマニを採用したとあって、胸が躍ったスバリストの方もいらっしゃるはず!(私もその一人です!!)
CB18
しかし、排気効率が低いとされる不等長エキマニをこの時代に搭載するなんて、どんな風の吹き回しなの?と思ったのも事実です。
それにはきちんと理由があり、デメリットばかりお伝えしましたが、不等長エキマニには実はメリットもあります。
メリット①
管の長さを揃える必要がないのでエンジンルームに余裕を持たせることが出来る
メリット②
同じく管の長さを揃える必要がないのでエキマニそのものを軽く短くすることが出来る
メリット③
管の長さを短くすることが出来るので結果的に低速のトルクが向上する
(※以上は不等長エキマニの一般的なメリットであり、STIパフォーマンスマフラーに交換したことによるメリットではございません。誤解を与えるような表記となっており詫び申し上げます。)
おや?低速トルクの向上とはこのブログでも何度かお伝えしてきた、まさに新型レヴォーグの特徴の一つです!
1600回転という低い回転数から300N・mもの最大トルクを発生させている裏側には不等長エキマニの採用というファクターもあったのですね!
もちろん、配管を工夫することで不等長エキマニながら燃費性能や走行性能も高めています。
ところが、残念なことに(?)標準のマフラーを装着したレヴォーグのマフラーに耳を向けても聞こえてくるのは、等長とも不等長ともつかない排気音です(等長よりの不等長とでも言いましょうか)。
もちろん、これはこれで「すべての移動を感動に変えるクルマ」というキャッチコピーに相応しい静かで落ち着いた排気音ですよ!
とは言え、せっかく不等長になったのですから、存分に不等長サウンドを愉しみたいスバリストの方もいらっしゃることでしょう!(私もその一人です!!!)
そんな方にオススメしたいのがSTIパフォーマンスマフラーです!
標準仕様に対し通気抵抗を35%以上低減させ、質量を標準車比約3.5kg軽量化したパフォーマンス重視のマフラーです。
アクセル操作に対するエンジンレスポンスが鋭敏になることで、ドライバーと車両の一体感を提供します。
STI独自のチューニングにより、パワーユニットおよびエキゾーストシステムへの影響のない、安全かつ安心な構造を採用しています。
標準のマフラーでは聞こえない排気干渉によるボクサーサウンドを、敢えて響かせつつ、人さまの迷惑にならない音量に抑えています。
ボクサーサウンドが現代に蘇ったのです!
もちろん、デザインの美しさも見逃せません!
ノーマルマフラー(左側のSTI Sportは専用のマフラーカッターが装着されています)
STI パフォーマンスマフラー
さらに、CB18エンジンを搭載するのはレヴォーグだけではありません!
今年のマイナーチェンジでフォレスターに加わったSPORTもまた1.8L DOHC 直噴ターボ“DIT”(CB18)を搭載しています。
つまり、フォレスターSPORT専用のSTIパフォーマンスマフラーを装着すれば、それもまた不等長のボクサーサウンドを奏でるのです!
実に心憎いですね!
標準仕様に対し通気抵抗を25%以上低減させ、質量を標準車比約3.3kg軽量化したパフォーマンス重視のマフラーです。
アクセル操作に対するエンジンレスポンスが鋭敏になることで、ドライバーと車両の一体感を提供します。
STI独自のチューニングにより、パワーユニットおよびエキゾーストシステムへの影響のない、安全かつ安心な構造を採用しています。
STIによるこの商品説明はレヴォーグ用のコピペでありません。
比べてみると、
レヴォーグ用「標準仕様に対し通気抵抗を35%以上低減させ、質量を標準車比約3.5kg軽量化したパフォーマンス重視のマフラーです。」
フォレスター用「標準仕様に対し通気抵抗を25%以上低減させ、質量を標準車比約3.3kg軽量化したパフォーマンス重視のマフラーです。」
ということで、通気抵抗の低減と軽量化がそれぞれクルマの特性に合わせて専用にチューニングされています。
こういった微に入り細に入った拘りはパフォーマンス志向のSTIならではですね!
一方でSTIパフォーマンスマフラーを装着したことにより、回転数の低い領域では排気の抵抗が減ったことによりトルクが落ちてしまうことがあり、緩やかなアクセルワークによる発進や加速時は未装着の車両に対して鈍重に感じるかもしれませんが、そんな時は少しだけ踏み増していただくと気持ちの良い加速が味わえます。(2021年2月4日追記)
いずれも取り寄せになりますので、装着をご希望の方は高知東店でご注文くださいませ!
また、レヴォーグの排気音に関しては、車両があれば実際にお聴きいただくことが可能です。
車両は頻繁に不在となる為、ご視聴を希望される方は予めご連絡ください。
さて、今年もあっという間に年の瀬です。
年内の営業は残すところ4日間、29日(火)までとなります。
1月は7日(木)より営業開始となりますので、その間皆さまにおかれましてはご不便をおかけいたしますが、ご理解とご協力をお願いいたします。
なお、毎度テンプレートとはなりますが、休業期間中の緊急時の連絡先をご紹介いたします。
◆年末年始休業期間◆
2020年12月30日(水)〜2021年1月6日(水)
◆営業カレンダー◆
お客さまにおかれましては多大なるご迷惑をおかけいたしますが、
ご理解とご協力をお願い申し上げます。
◆事故・故障時のご連絡先◆
SUBARU安心ほっとライン
[受付時間]24時間・年中無休
緊急の際は、上記フリーダイヤルのほか、マイスバルもご利用ください!
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最後になりますが、今年も四国スバル株式会社高知東店に格別のご愛顧を賜りまして、厚くお礼申し上げます。
来年も変わらぬご愛顧のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
今年も1年、拙いブログにお付き合いいただき誠にありがとうございました。良いお年をお迎えください。
12/25 つの
2/4 不等長エキマニ及びSTIパフォーマンスマフラーについて一部加筆しました
次回:新年のご挨拶です!