こんにちは。
いつも高知東店のブログをご覧いただき誠にありがとうございます。
以前、入荷次第このブログでご案内するとお伝えしていたSUBARU XVのカタログがついに入荷しました!
長らくお待たせしてしまい申し訳ございません!
カタログを待ちに待った髙井さんのマスク越しでもわかる笑顔が素敵ですね!私も見倣わねば!
折角カタログの話題から始まりましたので、たまには自動車ディーラーらしい記事でも書こうかと。
しかしながら、展示会の案内はどこの店舗でもやっていますし、新車の案内に至ってはメーカーの公式サイトほどわかりやすいものはありません(一応やりますけども)。
そこで、高知東店ブログが今回取り上げるのはカタログの読み方です!
かっこいい写真に商品説明、諸元表etc.
商品カタログって見ているだけでワクワクしますよね。
とは言え、カタログの読み方って何なん?と仰るのも無理もありませんが、コロナ禍において新車の購入を検討するにあたり、店舗での説明だけでなく、お家でじっくり商品について知りたいという方もいらっしゃることでしょう。
そのような方もここだけはご覧になった方が良いという点がいくつかありますので、是非ご参考になさってください。
(クルマに詳しい方やクルマ選びのベテランの方には初歩的なことばかりですのでご了承ください。)
今回は折角ですので、展示会の案内と新型レヴォーグの案内もゆる〜く絡めてカタログの読み方をご紹介します!
今週末9/5(土)・6(日) に開催されるNew LEVORG DAYではご希望の方にプレカタログをお渡ししています。
お持ち帰りいただいたプレカタログをこれからご紹介する箇所を押さえてご覧いただくと、よりクルマ選びが楽しくなりますよ!
ちなみに、今回ブログで使用するプレカタログは一部抜粋であり、画質も非常に荒いので、是非現物のプレカタログをお手元にこちらのブログをご覧ください!
①「標準装備」と「メーカー装着オプション」
カタログを最初から読んでいくと、「標準装備」や「メーカー装着オプション」といった表記を目にします。
例えば、安全性を追求し格段に進化した新世代アイサイトと新開発アイサイトXのページをご覧いただくと、それぞれ[GT、GT-H、STI Sportに標準装備]と[GT EX、GT-H EX、STI Sport EXに標準装備]という記載があります。
レヴォーグプレカタログp.11
※EX=アイサイトX
これは文字通りEX以外のグレードにはアイサイトが、EXグレードにはアイサイトXが装備されているということを意味します。
つまり、高度運転支援システムであるアイサイトXが欲しい方はEXグレードを選んでいただく必要があるのです。
次のページにある、万が一の時も安心のコネクテッドサービス「SUBARU STARLINK」はどうなるかと言うと[GT EX、GT-H EX、STI Sport EXに標準装備][GT、GT-H、STI Sportにメーカー装着オプション]とあります。
レヴォーグプレカタログp.12
この場合はEXグレードには最初から装備されており、EX以外のグレードでもメーカーオプションを選択することで装備することができるということです。
では、六連星オーナメントに肘などを近付けるだけで自動でリヤゲートが開いてくれるパワーリヤゲートはいかがでしょう?
レヴォーグプレカタログp.17
[GT、GT EX以外に標準装備]とあり、パワーリヤゲートが必要な方はGT、GT EX以外のグレードにする必要があるということです。
GT-H以上のグレードであれば、いずれも標準で装備されているということですね。
このように、カタログに記載されている装備もグレードによっては「標準装着・メーカーオプション・設定なし」の場合がありますので、「この装備いいな!」と思ったら、ご自分が欲しいグレードにその装備が設定されているかを確認します。
装備からグレードを選ぶ場合は、次にご紹介する②から見ても良いかもしれません。
②グレード(LINE UP)紹介ページ
レヴォーグプレカタログp.26-27
カタログの後半には各グレードの内外装や主要装備が写真付きで載っていますので、ヴィジュアルでのグレード選びに有効です。
赤枠が主な標準装備、オレンジ枠がアイサイト搭載車、青枠がアイサイトX搭載車の装備
特に、「主な標準装備」という欄では①でご紹介した装備がわかりやすく整理されていますので、カタログを手にしたら最初にこのページでグレード展開を確認し、詳しく説明を読みたい装備があったら手前のページに戻るというのも一つのテクニックです。
私はカタログが好きなので、新型車のカタログはついつい最初のページから律儀に一字一句読んでしまいますが、お忙しい方にはグレードページから攻める方法もおすすめです。
③装備表(EQUIPMENT)のページ
レヴォーグプレカタログp.30-31
①や②の方法で概ね欲しいグレードが定まったら、カタログの巻末にある主要装備表を確認します。
見方としては各項目で灰色に塗られているものは「標準装着」、青く塗られているものは「メーカー装着オプション」、白いと「設定なし」となっています。
例えば、赤枠のアルミパッド付スポーツペダルはGT、GT EXには装着されていませんが、それ以外のグレードでは標準装備です。
また、青枠の11.6インチセンターインフォメーションディスプレイ&インフォテイメントシステムはEXグレードが標準装備、それ以外のグレードはメーカー装着オプションです。
さらに、「メーカー装着オプション組み合わせ表」をご覧いただくと、スマートリヤビューモニターを装着すると必ず11.6インチセンターインフォメーションディスプレイ&インフォテイメントシステムとの抱き合わせになることがわかります。
このように、装備表は欲しいと思ったグレードに皆さまが求める装備がきちんと付いているかを最終チェックするのに重要です。
④ 諸元表(SPECIFICATIONS)のページ
レヴォーグプレカタログp.31
燃費やエンジンパワーのほか、寸法などを把握するには巻末の諸元表を確認します。
燃費にはJC08モードとWLTCモードという項目があり、新しく設定されたWLTCモードは従来からあるJC08モードに比較して低く表示されています。
これは、WLTCモードが市街地、郊外、高速道路の各走行モードを平均的な使用時間配分で構成した国際的な走行モードであり、よりリアルな実燃費に則した数値である為です。
新型レヴォーグは300N・mもの最大トルクが1,600回転という低い回転数から3,600回転まで発生しますので、常用域から安定して力強い走りができることがわかります。
馬力は177馬力と控え目ですが、最高速度がせいぜい120km/hである日本では、高い速度域で求められる馬力よりも、日常使いでストレスなく走る為のトルクの方が重要です。
この最大トルク300N・mがどれほどのものかというと、馬力では7馬力上回る184馬力の2.5Lエンジンを搭載したフォレスターですら最大トルクは239N・mです。
フォレスターの余裕ある力強い加速も4,400回転まで回して239N・mですから、いかにこの300N・mが大きなものかおわかりいただけるのではないでしょうか?
このように、スペック重視の方は諸元表をご覧いただくとかなりクルマのイメージが掴めるはずです!
以上が私のおすすめするカタログの読み方でした。
パラパラっと流し読みすると漠然とした情報しか入ってきませんが、読むところや読み方を押さえると30ページ程度の写真が多いカタログでもかなりしっかりとした情報を得ることができます。
クルマは大きな買い物ですから、クルマとご自分のニーズをしっかり把握して、納得した上で購入したいですね!
もちろん、我々SUBARUのスタッフはお客さまに「安心と愉しさ」をご提案し全力でサポートしたいと考えておりますので、ご不明な点がございましたらお気軽にお声掛けください。
プレカタログに記載されている以上のこともご説明させていただきます!
新型レヴォーグだけでなく、台数限定のお買い得車もございますので皆さまのご来店を心よりお待ちいたしております!
さて、早いもので上半期の最終月、9月です。
9月と言えば台風シーズンですね!
皆さまも外出時はお気をつけください。
また、河川や斜面の近くにお住まいの方は河川の氾濫や土砂災害にご注意いただくとともに、正確な防災情報の収集に努めてくださいね。
台風でのクルマに関する心配事では、雨の路面で滑らないようにタイヤの溝はしっかりありますか?
自動車保険は万が一の風水害に備えた内容になっていますか?
自動車の心配事は四国スバル高知東店に全てお任せくださいませ!
そして、台風シーズンと言えばダムが最も盛り上がるシーズンです(水位とか色んな意味で)!
そんなダムですが、先月、面白いダムに行って参りましたのでご紹介いたします。
皆さまは和食ダム(わじきだむ)をご存知ですか?
和食ダムのある安芸郡芸西村は園芸作物の生産が盛んで、特にピュアブルーをはじめとするブルースターの栽培が有名です!
芸西村の地場産品直売所「琴ヶ浜かっぱ市」で販売されているブルースターのピンバッジ
そんな芸西村の和食地区を流れる和食川は、台風シーズン等の出水期には洪水に見舞われ、渇水期には農業用水の確保に大変苦労をしており、そのような状況に対処すべく和食ダムが計画されました。
上の写真ではまだまだ建設中のように見受けられますね。
それもそのはず、こちらの和食ダムのユニークな点は工期が延長されたことです。
当初、ダム本体の工事は平成25年から29年まで、完成は平成30年を予定していました。
ところが、建設中の平成28年ごろにダムの左岸側の岩盤内に割れ目が見つかった為、工期を延長し、現在は割れ目が無い強固な地盤まで再掘削しています。
右岸側から中程まで続く天端と再掘削が進む左岸側
写真手前の色付けしたところが駐車・転回場所
タワークレーンや堤体の断面等、建設中だけあって完成後のダムでは見ることの出来ない景色が広がります。
上から掘削した土砂を下に落とし、ダンプカーに積んで排出しています
上の写真でショベルカーが土砂を積み込んでいる場所はダムの上流側に位置し、完成後はダム湖に沈みます。
そのような現場も今しか見られない特別な景色と言えますね。
道中は道も狭く生活道路も走りますので、地元車両優先で安全運転で訪れてください!
そして、和食ダムまで来たらこちらも見ておきたいですね!
奥出ダム
和食ダムの建設現場からクルマで5分足らずのところに位置する奥出ダムの堤高は18.7mなので和食ダムの51mから比較するとかなり低い堤体です。
しかし、奥出ダムは和食川の左支川である奥出川を堰き止め、和食川流域の灌漑を支えてきた重要な溜め池です。
特徴は淡路島のダム群(前編/後編)でもよく目にした自由越流方式で、水量調整用のゲートを持たず、ダムが満水になると自然と水がこぼれ落ちるという極めて単純な仕組みを持っています。
この日は満水で勢いこそそれほどではありませんが、絶えず流れ出ていました。
堤体が谷を真っ直ぐに堰き止めるのではなく、右岸川の道路を避ける形で直角に折れているところも面白いですね。
右岸側の堰堤が谷に沿う形で直角になっています
あまりにも直角の様子がわかりにくい写真で恐縮です。
この時はあまりの腹痛に直角部分の撮影が間に合わず泣く泣く帰還、、、いつかリベンジします!
直角の堤体と言えば、淡路島のダム巡り前編で一番最初にご紹介した本庄川ダムの上流部には、実は菖蒲谷池という池があり、そこの堰堤もこのような形でした。
こちらは左岸側が直角になっています
しかし、この時もあまりの腹痛にきちんと取材が出来ず、撮れたのはこの一枚だけです。
毎度の腹痛により直角堰堤につくづく運のない私ですが、こちらもいつかリベンジしたいですね!
今回のブログの最後に、これからダム巡りをするという皆さまに声を大にしてお伝えしたい、、、
もちろん、交通安全・法令遵守や、ゴミを持ち込まないなど、いろいろありますが、この辺はダム巡り以前に当たり前のこと。
もっと初歩的ながら最も大切なことです!
御手洗いは出来る時に確実に済ませておきましょう!
こんなことかよ!と思われるかもしれませんが、観光向けに整備されたダムならまだしも、一般的なダムや溜め池は当然ながら公衆トイレなどありません。
そして、ダムの立地は基本的に人里離れた所にあるものです。
道中にある道の駅などで、きちんと済ませておくことが大切なのです!
おっさんとの約束です。
カタログってどうして見ているだけで欲しくなるのでしょうね。