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高知東店

明日はきっといい日になるのです!

投稿日:2020年7月3日 更新日:

こんにちは。

いつも高知東店のブログをご覧いただき誠にありがとうございます。

 

 

 

ここ1ヶ月ほど、高知東店ブログの『《蛍の光》と《別れのワルツ》の聴き分け方です!』という記事が皆さまに大変多くのご閲覧をいただき、閲覧数ランキングでも高知東店はもとより、弊社四国スバルの記事の中でも首位に居座り続け、高知東店の店舗規模では考えられないほどの閲覧数を叩き出しております。

 

 

もとはと言えば、ブログのネタがなく吐きそうになっていた私に、父が「《蛍の光》と《別れのワルツ》ってどう違うの?」と聞いてくれたことから「いっそブログで説明してしまおう」と殴り書きしたものが件の記事なのですが、これほど多くの方にご覧いただくことになろうとは…嬉しいやら恥ずかしいやら……

 

 

SUBARU要素皆無の記事が首位って、、、

弊社のブログ大丈夫かよ(笑)

 

 

なんて思うこともありますが、どのような記事であれ、ご覧いただくことで少しでもSUBARUや高知東店に興味を持っていただけることはありがたいことです。

 

 

引き続き、少しでもSUBARUの魅力を発信できるよう精進してまいります!

 

 

と、宣言した舌の根の乾かぬうちに始まるのがSUBARU要素皆無の今回のテーマです!

 

 

 

前々回の道路標示前回の緊急待避所2週に亘り交通遺産特集を組みましたが、今回は現役の交通インフラについてご紹介したいと思います!

 

 

最初に訪れたのは香南市野市町から安芸郡芸西村までを結ぶ南国安芸道路です。

 

 

その中でも香南やすICから芸西西ICの区間はそのほとんどが手結山(ていやま)を貫くトンネルとなっており、高知市側から安芸市側にかけて緩やかな上り勾配と左カーブが続きます。

 

 

実際に通られたことのある方はお気づきでしょうが、実はこのトンネルは2本のトンネルからなっています。

 

 

 

高知市側から「手結山第1トンネル(1,359m)」と「手結山第2トンネル(925m)」の2本が地表に出た約6070mの道路で接続されており、その箇所は次の写真のようにネットで覆われています。

 

 

 

トンネルの出口からトンネルの入口まで、さもトンネルであるかのように防護柵(ネット)が張られているとは、何とも不思議ですね。

 

 

防護柵設置の理由はいくつか考えられます。

 

・落石対策

谷に位置し3方向が傾斜に面している。

 

・ゴルフボール対策

地表部の北東から東にかけてゴルフ場がある。

 

・人や動物の侵入防止

トンネル出口にあり、ドライバーの明順応が遅れた場合、車道へと侵入した人や動物に反応できない恐れがある。

など

 

 

では、実際に近くで確認してみましょう!

 

 

と言っても、トンネル内で駐停車するわけにもいきませんので、別の方法でアプローチします。

 

 

トンネル工事の際に使用した工事用道路やメンテナンス用の道路がきっとあるはず、と思い向かうのは草木の生い茂る道です。

 

 

草が這い苔が生してほとんど隠れているものの、一応舗装された道が続き、歩を進めるとかすかに高速車両の走行音も近付いてきますので、ここが地表部に繋がる道で間違いないだろうと確信します。

 

 

しかし、絶望は突如訪れました。

 

 

 

実に無慈悲なフェンスです。

 

 

地図上ではあと30mほどで目的の地表部に到達できるのですが、フェンスがそれを許さず、泣く泣く引き返すことになりました。

 

 

せめて一矢報いてやろうと思い、遠回りをしてネット西側の道路の上から撮影したのですが、、、

 

 

 

木々が邪魔で遠すぎて何やらわかりませんね。

 

 

そんなわけで走行中の車内から撮影したネット天井の画像をご覧ください。

 

 

 

ネットの目が細かいですね。

 

 

ゴルフボール説、案外いい線いっているのではないでしょうか?

 

 

しかし、仮説を仮説で放置するのもモヤモヤしますので、実際のところ何なのか伺ってみましょう!

 

 

土佐国道事務所 南国国道維持出張所の小松様によりますと、「ゴルフ場が近い為、ゴルフボールが飛んでこないように(車道に落ちてこないように)防護柵を設置している」とのことでした。

 

 

やはり、ゴルフ場の兼ね合いでしたね。

 

 

全国的にもゴルフ場の周辺には飛球防護柵と呼ばれる、天井まで覆ったネットが設置されていることが多いようです。

 

 

今回のご回答に際し、南国国道維持出張所では実際にこの防護柵の設計を行った方にも確認を取っていただいたそうです。

 

 

小松様を始め、南国国道維持出張所の皆さまにおかれましては、お忙しい業務の中、大変わかりやすく丁寧にご教示賜り、誠にありがとうございました。

 

 

このように設備を維持管理してくださる方々のおかげで、我々は安心して今日もクルマを走らせることが出来ています。

 

 

そのような交通インフラを支えてくださる方々への感謝を忘れないようにしたいですね。

 

 

 

ところで、今回のブログの企画段階では『防護柵を近くで拝むのです!』というテーマでブログを一本引っ張る予定でしたが、フェンスで敢えなく御破算になりましたので、ロケ地周辺でもう少しネタを拾って帰ることにしました。

 

 

手結山と言えば、近世以降交通の要衝として栄えており、今日でも手結山には鉄道用も併せて8本以上のトンネル(隧道:ずいどう)が通っています。

 

 

現在、クルマで通行できるのは先ほどご紹介した南国安芸道路の手結山第1・第2トンネルのほかに、国道55号線の「手結山トンネル(193m)があります。

 

 

クルマが通る手結山トンネルそのものは1980年代に完成したよくあるトンネルなのですが、ユニークなのはその東西にもトンネルが現存している点です。

 

 

まずは、国道から簡単に見つけられる東側のトンネルをご紹介します。

 

 

 

こちらは「花取り歩道トンネル(旧手結山隧道/120m)です。

 

 

もともとはクルマ用であった「手結山隧道」でしたが、ご覧の通りの狭い幅員で、手結山トンネルにその役割を譲るべくして譲ったような隧道です。

 

 

一般的に使用されなくなった隧道は坑口を閉鎖されたり、隧道内を埋め戻されたりすることもあるのですが、こちらの手結山隧道は歩道トンネルとして生まれ変わることで現在も供用されています。

 

 

ちなみに、「花取り歩道トンネル」という名称は「こっぱ」「くろす」「見合い」「花取り」からなる手結盆踊りの演目から名付けられたそうです。

 

 

古い名称が失われていくのは悲しいことですが、新たな名前も由来を知れば多少は愛着が湧くものですね。

 

 

さて、お次は西側のトンネルにまいりましょう。

 

写真右手が東側の旧手結山隧道/左手が手結山トンネル

 

しかし、西側には一見トンネルが見当たりませんね。

 

 

それもそのはず。

 

 

西側のトンネルというのは現在の道路より7mほど低い位置にあります。

 

自転車専用道なので自動車は進入できません

 

ここは、県道501号高知安芸自転車道線です。

 

 

非常に珍しい自転車の為の県道ということで、県内ではここと502号中村大方自転車道線の2本しかありません。

 

背の高い馬蹄型の抗口がとっても愛らしいですね

 

この501号線は土佐電気鉄道が安芸まで到達していた頃の安芸線廃線跡を利用した箇所もあり、上の写真の「征天工」もかつては土佐電気鉄道の蒸気機関車やガソリンカー、そして電車が走っていました。

(征天工ってすごい名前ですね。天に征()くほどの工作物みたいな意味でしょうか?)

 

 

内側は待避所跡(写真右手のグレーの鉄板で隠されているところ)や電車用の架線が通っていたことを示す碍子(がいし:写真左手)が残るなど、魅力たっぷりです。

 

 

また、隧道に接続する切通しには最近見かけることが少なくなってきた木製の電柱の跡もあります。

 

普通の木の要領で伐採されていますね()

 

 

幻想的な隧道を出て、切通しを抜けると眼前には手結港を臨みます。

 

 

 

おや?写真中央に何やら道が立っていますね。

 

 

近くで見てみましょう!

 

 

 

こんな道、SUBARUが誇るシンメトリカルAWDをもってしても走れないぜ!

 

 

 

、、

、、、

、、、、

はい。茶番にお付き合いいただきありがとうございます。

 

 

ダ〇ハツさんのCMでもお馴染みの「手結港可動橋」ですね。

 

 

可動橋だけあって、橋桁が立ち上がることで手結内港の船舶が出入りできるようになっています。

 

 

車両は1日のうち6時間程度しか通ることができない橋なのですが、橋が通行できない場合も普通車ぐらいであれば手結内港沿いを簡単に迂回出来ますのでご安心ください。

 

 

ふと疑問に思うのですが、道路交通法では踏切とその側端から前後10m以内は駐停車禁止となっています。この手結可動橋にも遮断機がありますので、写真撮影の際も短時間とは言え念の為に10mほど離して停車しているのですが、果たして可動橋は踏切と同等と言えるのでしょうか?踏切の定義は「鉄道と道路が平面交差する場所」とのことなので、いずれも当てはまらず問題ない気もしますが。

詳しい方がいらっしゃったらご教示くださいませ!

 

 

最後は「手結山隧道」もとい「花取り歩道トンネル」の高知市側にある澤餅茶屋さんで『お茶屋餅』を買って帰りましょう。

 

写真右手に見切れているのが花取り歩道トンネル

 

 

ニッキの効いたお餅は癖になります

 

 

いかがでしたか?

 

 

これからの暑い季節、どうせ巡るなら涼しいところがいいですよね。

 

 

そんな時は安全に配慮しつつ、涼しくてどこかノスタルジックな隧道巡りはいかがでしょうか?

 

 

人にもほとんど会う心配がありませんので、新しい生活様式が求められるこの夏にぴったりです!

 

 

 

さて、今週末74()より2週連続BESTスバルライフフェアを開催いたします!

 

 

査定もしくは見積もりをさせていただいたお客さまにはノスタルジックな隧道の似合うSUBARU360のボックスティッシュをプレゼント!

 

かわいいティッシュですね!

SUBARU360のミニカーは私の私物につき差し上げられませんのでご容赦ください。

 

また、SUBARU BRZも引き続き生産終了を前にご注文を受付中です!

想定を上回るご注文を頂いた場合、720()以前に注文受付を終了する可能性があります。

7/10追記:BRZは現行モデルの受注生産の注文受付を終了いたしました。

 

 

皆さまのご来店を心よりお待ちいたしております!

 

 

 

道路にある不思議を調べてみると、ドライブがより一層愉しくなりますね。

7/3 つの

前回:緊急待避場とあおり運転厳罰化です!

次回:波介川とSUBARUの4つの安全です!

 

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