こんにちは。
いつも高知桟橋通店のブログをご覧いただき、誠にありがとうございます。
さて、先週当ブログでもご案内いたしましたが、高知桟橋通店はもとよりSUBARUとしても待望の燃費が稼げるクルマ、クロストレック Premium S:HEVの試乗車が配備されました!
ということで、レイバック大好きおじさんこと私つのが先の定休日に当ブログの取材と称して体感試乗して参りましたのでお付き合いください。
まずは試乗車のご紹介です。
クロストレック Premium S:HEV EX
メーカーオプションとしては本革シートとアクセサリーコンセント(AC100V/1500W)が装備されています。
カタログでは専らルーフレール装着車の写真しかない中で、ルーフレールレス車をご覧いただける希少な試乗車でもあります。
色は人気のオフショアブルー・メタリックです。
今回訪れるのは過去にレヴォーグSTI Sport R EX(レヴォーグ STI Sport EXオーナーが“R”と出会ったのです!)やWRX S4(WRX S4狂が『新型』と出会ったのです!)でもお馴染み、高知県最東端の東洋町です。
それでは出発しましょう!
運転席に座り込むといつものSUBARUらしい視認性の良さが安心感を与えてくれます。
いざ、とプッシュエンジンスイッチをONにしてもエンジンが始動しません。
よそ様のハイブリッド車では当たり前かもしれませんが、長年SUBARUのターボ車を乗り継いできた私にとってはそれすらも衝撃で、無音の空間に畏怖の念すら覚えます。
※ガソリンエンジンの暖機やバッテリーの充電が必要な場合や、エアコンの使用などによりスイッチ始動後直ちにガソリンエンジンが始動する場合があります
バッテリーの充電が4目盛ほどなされていましたのでセレクトレバーをD(ドライブ)に入れてもまだエンジンは始動せず、ブレーキペダルを離してもなおかすかに聞こえるのはモーターの作動音や車両接近通報装置のみです。
しかし少し車速が高まるとわずかな振動でエンジンが立ち上がり、暖機運転とバッテリーへの充電が始まります。
流石に暖機は必要なようです。
とは言え暖気もそこそこに再び気がつけばエンジンは停止しており、この後はバッテリーの残量低下やアクセルの踏み加減で思い出したようにエンジンが立ち上がるぐらいで、走行の主役はモーターです。
〜試乗ポイント①〜
皆さまは走行中のエンジン始動にお気付きになるでしょうか?低速時やオーディオの音量が小さければ明らかにわかりますが、ある程度速度が出ているとなんとなく運転していたり普通の音量で音楽でも流していればなかなか気付きにくいはず。
スッと現れ、加速と充電を助太刀したかと思えば人知れず消え去っている。さながら現代の忍びですね。
ちなみにメーターのある所(2箇所)を見ればエンジンの稼働状況は一目瞭然なのですが、それはご試乗で答え合わせをば。
余談ですが、ここまでエンジンが慎ましいとエンジンフェチの私なんかはSTIマフラーあたりで賑やかにしたくなります。
まあしかし、SUBARU初のストロングハイブリッド車にまさか後付けマフラーなんて設定があるわけ、
パフォーマンスマフラー&ガーニッシュキット(S:HEV)
ありました!マジか∑(゚Д゚)
標準仕様のマフラーに対し通気抵抗を約29%低減させ、低背圧化したパフォーマンス重視のマフラーキットです。
徹底した背圧およびサウンドチューニングにより水平対向自然吸気エンジンのキャラクターに相応しいレスポンス性とスポーティかつ心地よいサウンドを実現しました。
デュアルセンタータイプの排気レイアウトと専用ガーニッシュの組合せはエクステリアをよりスポーティに装います。
テールパイプ部Φ70デュアルセンター出しレイアウト、STIロゴ刻印入り
STI公式サイトより
もうほんと、STIさん大好きです!
これなら控えめなエンジンの始動が誇張されたエキゾーストノートからも感じられますね。
一方、パワーコンセントの非常時給電モードを使うには排気音のアップに伴って大いにTPOをわきまえる必要がありますので、マフラーの交換は慎重にご検討ください。
閑話休題、モーターのトルクフルな走りに圧倒されつつ、エンジン始動時は当然ながら、エンジン停止時も惰性走行や回生ブレーキでバッテリーが充電される様子をメーター内のエネルギーフロー画面で眺めておりますと、あっという間に東洋町に到着です。
(今回のブログの写真は専ら逆光です。ご了承ください。)
高知市から東洋町まで106.6kmでした
〜試乗ポイント②〜
高知桟橋通店の試乗コースはエコドライブチャレンジをするにはやや酷なのですが、発進や中間加速など、S:HEVの気持ち良い走りをご体感いただけるようなコースを設定しています。
原則としてモーターやエンジンの稼働はコンピュータによって必要に応じて全自動で行われますが、アクセルの踏み加減次第で概ねドライバーの意思でもってモーターとエンジンを使い分けることができますので、是非お試しください!
帰りはふんわりアクセルとは一旦お別れして、SI-DRIVEのS(スポーツ)モードでワインディングを走ってみました。
上り坂では2.5L SUBARU BOXER × ハイブリッドシステムが前輪でクルマを引っ張り、後輪でクルマを押し上げるような感覚で、力強く颯爽と駆け登ります。
カーブでは3つの段階で走りの良さが際立ちます。
1.コーナー手前
ブレーキペダルを踏み込むと回生ブレーキとメカニカル(液圧)ブレーキが協調制御し、ドライバーが求めるだけの充分な減速が得られるので安心です。
2.コーナリング中
高いボディ剛性で低重心かつ前後の重量バランスに優れた車体がしっかりと内輪を接地させながら、ステアリング操作に忠実に回頭します。
3.コーナーの立ち上がり
カーブを抜けて加速しようとアクセルを踏めばモーターにより瞬時にトルクが立ち上がり、あっという間に狙った車速に到達します。
ワインディングでは下り坂もポイントです。
下り坂ではパドルシフトが大活躍です
ブレーキの自然なフィーリングは先述のとおりですが、さらにEV走行中であってもパドルシフト操作で直ちにエンジンが立ち上がり、これまでのSUBARU車同様に滑らかなエンジンブレーキが掛かるところはモーターが主役のS:HEVでありながら大変好印象です。
また、車体後部に搭載されている高電圧バッテリーなどにより後輪の接地感が高いのも下り坂では大きな安心感に繋がります。
〜試乗ポイント③〜
試乗コースでは制限速度の範疇ながらまずまずの速度で突っ込めるタイトコーナーがありますので、減速→コーナリング→加速で上記の気持ちの良い走りをお愉しみください!
ワインディングのお次は未舗装路も走ってみました。
以前『天体観測、駆ける、クロストレックです!』でご紹介したクロストレックのMHEV同様、200mmの高い最低地上高はゴロゴロした石を難なく跨ぎ、力強く安定した走破性を誇るシンメトリカルAWDによって荒れた路面でもものともしません。
しなやかなサスの動きが見ていて気持ちいいですね
余談ですが、クロストレックにはアウトバックやレヴォーグ系に展開されているハーマンカードンサウンドシステムの設定がないことを気にされている方がいらっしゃいますがご心配なく。
S:HEVにはメーカーオプションとしてアクセサリーコンセントがございます!
つまりどういうことかと申しますと、ハーマンカードンの音が欲しければハーマンカードンのHarman Kardon SoundSticks 4を載せちゃえばいいのでは?と思い立ち(天才か⁉︎)載っけてみたのですが、これがまた良い音なのです。
外で楽器の練習をする際に伴奏の音源を流したりしてみても愉しいかもしれませんね!
GIFにしたら爆速に見えますね。実際はせいぜい30km/hぐらいです。
さてさて、ブログ用の試乗の最後は今回のクロストレック Premium S:HEV EXと言うぐらいですからアイサイトXも体感せねばなりません。
70㎞/hでエンジンが走行と充電を行っていますね
高速道路に乗り込み2車線以上でアイサイトXスイッチをポチっと押せば、メーターにもアイサイトXがONになったと緑色の表示が灯ります。
同じく70㎞/hですがモーター走行しています
高精度地図データにより予めカーブがあることを把握した上でカメラの映像とGPS情報を合わせて運転支援を行いますので、ステアリング操作の滑らかなことこの上なしです。
そして、カーブ前減速もしっかり作動します。
普段乗っているレイバック同様のアイサイトXによる高性能な運転支援に安心感を覚えてこの度のブログ用の取材は終了しました。
改めて、クロストレック Premium S:HEV EXに乗って感じたのは、SUBARUの新時代の到来です。
これまでにSUBARUが培ってきた、「安心と愉しさ」の持てる技術を盛り込んだうえで、これまでになかったストロングハイブリッドがご提供する価値はクルマを取り巻くすべての方にご満足いただけると確信しました。
そんなわけで私自身STRONGなFUNになった次第です!
皆さまとご一緒にSUBARUの新時代を迎えたいと思っておりますので、皆さまのご体感を心よりお待ちいたしております!
三柱ブロックさんをバックに一枚。ここ数か月は異動でばたばたでしたので久しぶりの消波ブロック巡りに癒されました。
2024/12/13 つの
※当ブログ内の写真・動画は安全に考慮し、交通ルールを順守した上で撮影しています