いつもみどろ店のページにお越しいただきまして、ありがとうございます。
前回、大好評をいただいた(笑)DGCシリーズですが、
さっそく第2弾、タイヤについて少し…
一般的に私たちが乗って、SUBARU販売店で主に取り扱う自動車は、
四輪車
と言われます。
自動車、クルマ、と耳にして、頭に思い浮かべるのは、四輪車が多いのではないか、
と考えます。
その 四輪車 は、文字通り車輪が4つ付いていて、その4つの車輪で
走ったり曲がったり止まったりします。
その車輪に装着されているのが、タイヤです。
四輪のタイヤと地面の接地面の摩擦で、クルマは走り、曲り、止まります。
ここでタイヤの構造を詳しくお伝えできませんが、一般的な自動車のタイヤは、
タイヤのホイールに、空気の力ではめ込まれています。
その空気の力を 空気圧 と呼びます。
上の写真のクルマは、私ことテンチョーマキノスの愛車、プレオ+君です(笑) 一般的な自動車の
サンプルとして、ご出演いただいています。
最近市販されているクルマは、運転席のドアを開けると
ピラーと呼ばれる柱の部分に、その車の適正な空気圧が記入されたシールが貼られている事が
多いと思います。車種によって、若干貼付位置に違いがあるでしょう。
このプレオ+君の場合は、空気圧の数値は 260kPa(2.6kgf/㎠)です。
この数値を保っていると、メーカーの想定通りに走ったり、曲がったり、止まったりできる、
という事になります。
安全に、快適に走行するのに、必要な数値ですね。
ではこの空気圧を適正に保つには、どうしたらエエねん? ですが、
一番良い方法は、定期的にSUBARU販売店で診てもらう です!
クルマにはタイヤが4つもあるので、空気圧は4輪とも同じに保つ必要があります。
(但し車種によっては前・後輪で異なる空気圧を推奨しているクルマもあります。)
4輪とも適正に空気をいれないと危険なので、しっかり作業できるSUBARUの
お店、または自動車店にお任せするのが一番です。
このブログでは、もしご自身でタイヤの空気圧を調整する必要が生じた場合に備えて、
場所のご案内をさせていただきます。
上の写真は、テンチョーマキノスのプレオ+君の、右・前タイヤです。
指さしている箇所に空気を入れるバルブがあり、通常ゴム製のキャップがねじ込まれています。
キャップをはずすと、こんな感じです。
整備工場にある、コンプレッサーで高圧の空気をタイヤに入れる道具はこんな感じです。
写真下・左側に見える空気入れの先端を、エアバルブに差し込んで、空気入れのハンドルを
握って、空気を入れます。
メーターの針が指し示す数値が空気圧ですので、適正な空気圧に調整する訳です。
では空気圧が適正でないと、どうなるか、ですが、
タイヤの空気は、しばらく放って置くと、少しづつ抜けていきます。
空気圧を気にしないで乗り続けていると、タイヤも早く傷みますし、タイヤが地面を
転がる抵抗が大きくなって、燃費も悪化します。
空気圧が低いとタイヤ自体がたわむので、ハンドル操作にも影響がでます。
しかし、タイヤ内の空気が少々減ったところで、見た目では判り難いのです。
写真は、プレオ+君の左・前タイヤの空気圧を、1.5kgf/㎠になるまで、空気を抜いてみました。
何カ月も空気圧を診るのをサボっていた想定です。
角度を変えて見てみると、タイヤがたわんでいるのが分かります。
同じ左側の後ろのタイヤと比べると、たわみ度合いが全然違って見てもらえると思います。
でもこれは、1本だけ急に空気を抜いたから分かり易いのであって、毎日少しづつ、4本同時に
空気が抜けていったら、これほどはっきり分らないでしょう。
ここはやはりいつも気にかけておくしかないのかもしれません。
では、タイヤの空気圧を診るのをサボって、しばら走り続けるとどうなるか?
先程述べた通り、燃費の悪化もあるのですが、いちばん怖いのはタイヤの偏摩耗をまねいてしまう
事でしょう。
この写真は、みどろ店に入庫してきた下取車のタイヤですが、ご覧のとおり、タイヤの外側部分のみが
摩耗してしまっております。
空気圧が低いまましばらく走行していたものと思われます。
このまま走行を続けると、摩耗が進んでタイヤの性能が低下するだけではなく、
バースト(タイヤが破裂する事ですね) → 事故
となってしまう恐れもあります。
毎日乗車前に4輪チェックをして、気に掛けておくと良いかと思います。
定期的にSUBARU販売店や信頼のおける整備工場にお任せするのが一番ですが、
腕に自信のある方は、ご自身で空気圧のチェックをされると良いでしょう。
またタイヤは、消耗品です。
走行していくと少しづつ摩耗していき、タイヤの溝が減って行きます。
タイヤの残り溝は、上の写真で指さしている箇所にある、三角形の目印の部分の溝をチェックして
ください。
三角の目印の部分には、約1.6mmの上げ底がしてありますので、万が一タイヤ溝が減っていれば
上げ底部分とタイヤ面が同一になってしまいます。
そうなったらそのタイヤはもう寿命です。
法令違反にもなりますので、そこまで溝を減らす前に、タイヤの交換をしましょう。
またタイヤは経年劣化もしますので、走行距離が少ない方でも、時間と共に、タイヤに寿命は
訪れます。
写真のクルマのタイヤは、表面に細かいヒビがびっしり入っています。
経年劣化でできたものと思われます。
タイヤ溝はけっこうあるように見えますが、このまま走行を続けるのは、宜しくありません。
走行中にバーストする恐れもあります。
タイヤは自動車を構成する部品のなかで、もっとも重要な部品の1つです。
クルマとそれを操る人、一緒に乗っている人や物を、そのタイヤに乗せているのです。
万が一の事があれば、運転者だけでなくまわりに大きな影響を与えます。
日頃の点検をしっかりと。
わからないところがあれば、SUBARU販売店を頼ってください。
最後にAWDやFFなど、クルマの駆動方式によって、タイヤ交換の事情は変わってきます。
詳しくはSUBARU販売店にお尋ねください。
byテンチョーマキノス