日頃より、四国スバルG-PARKみどろ店のブログをご覧いただき、ありがとうございます。
今回は先日、自己紹介をさせていただいた小池が担当させていただきます。
本日はタイヤのお話・・・
タイヤというと車が走行するにあたって最も重要な部品の一つです。
車の基本性能として、「走る」「曲がる」「止まる」というものがありますが、このすべてにおいてタイヤは重要な役割をしています。
本日はこの「走る」という性能についてです!!
当たり前ですが、タイヤがないと車は走ることが出来ません。
また、ただ単に「走る」といっても、乗り心地などの快適性や濡れた路面や雪道を走るときの安全性がしっかり担保されたものでないと安心して「走る」ことはできませんよね。
一般的にタイヤが路面に接地している面積はハガキ約1枚分といわれています。
ハガキ4枚の接地面だけで、スバルの普通車なら約1.5トン、軽自動車なら約1トンもある車が走行しており、走行中は常時高速で回転していることを考えると、いかにタイヤが安全上、重要な部品であるかがわかると思います。
今装着しているタイヤは、安心して走ることが出来るタイヤなのか・・・
それを確認する手段として真っ先に思い浮かぶタイヤの点検方法は残り溝の確認ではないでしょうか?
新品のタイヤの溝は約7mmあります。
タイヤはゴムでできているので、走行していくと溝の量がどんどん少なくなっていきますよね。
突然ですが、水が流れる川を想像してみてください・・・
護岸の高さが高いほど、川は氾濫しにくいですよね。
タイヤの溝はこの護岸の役割を備えています。
溝の量が多ければ多いほど溝の中に水を貯えることができ、タイヤの接地面の外に水を効率的に排水することが出来ます。
一方、溝の量が少なくなってくると、溝の中に水を貯えることが出来なくなり、氾濫してしまいます。
この状態で走行し続けていると、タイヤが路面に接地している部分に水が浸入し、いわゆるスリップを起こしやすくなり、最悪の場合、教習所でも習ったハイドロプレーニング現象が発生してしまいます。
このように、タイヤの残り溝の量の点検は、車を安心して運転するうえで、非常に重要なことなのです!!
今装着しているタイヤの残り溝の量は大丈夫なのか・・・それを点検するためにも、是非!みどろ店にお越しください!!
と、言いたいところですが、なんと!!自分で確認する方法もあります!!
まず、タイヤの前に立って、見える範囲でひび割れや亀裂、えぐれている部分が無いか確認します。
異常はなさそうです。
次に、車のエンジンをかけ、ステリングを左右どちらかの方向に目一杯回します。
ステリングを回す際は、車を少しずつ動かしながら回すと、タイヤへの負担が少なくなります。
次にタイヤの前に立って、この△マークを探します。
これがいわゆる、スリップサインというものです。
このサインがある箇所の溝は他のところより少し盛り上がっており、その盛り上がりからタイヤの表面まで残り溝が1mm以下なら、早めのタイヤ交換をおすすめします!!
タイヤの溝の量の確認はこんな感じで出来ます。
また、お車の点検でよくあるのが、タイヤの「偏摩耗」です!!
タイヤが正常に路面に接地していれば、タイヤは均等に摩耗していきますが、タイヤの外側や内側に接地が偏ってしまうと、タイヤが均等に摩耗しなくなり、タイヤの内側か外側が極端に早く摩耗してしまいます。
特に怖いのが、内側の摩耗!!
タイヤ、大丈夫かな?と思って、タイヤの外側を確認することはあると思いますが、内側まで確認することは少ないと思います。
外側が大丈夫だから内側も大丈夫・・・と思って、車を点検に出すと、内側の摩耗が進んでいて、早急にタイヤの交換が必要に!!!なんてこともよくあります。
そうなる前に、ご自身でタイヤの点検をするか、みどろ店にてタイヤの点検をご依頼ください!
さらに余談ですが、タイヤは装着位置や走行状況によっても溝の減り具合は変わってきます。
前についているタイヤは、路面との接地面をこすりながら進行方向に向きを変えるため、一般的には後ろについているタイヤより、摩耗が早いとされています。
前のタイヤの方が減りが早い・・・ということは前についているタイヤを後ろのタイヤと入れ替えれば、すべてのタイヤは均等に摩耗していきますよね!
それがタイヤローテーションです!!
あくまで、個人的な見解ですが、タイヤの空気圧を月に最低1回。ローテーションを5000㎞か10000㎞ごとにしていただくと、タイヤの寿命は延びると思っています。
(ローテーションする際にタイヤの点検も出来ますしね)
また、走行状況についてですが、私事で恐縮ですが、以前勤務していた宇和島店まで、松山から通勤しておりました。
片道およそ85㎞!
毎日最低170㎞は走行しておりました。
1年半前に新車で装着されていたタイヤで、現在の走行距離約67000㎞なのですが、残り溝の量が約6mm!!
67000㎞走って約1mmしか溝が減っていません。
こちらも私の個人的な見解ですが、市街地をメインで走行する車のタイヤは30000㎞か40000㎞走行でスリップサインが出てきて、タイヤ交換が必要になるというケースが多いのですが、私の車のタイヤはまだ交換時期は来ていません。
なぜか・・・。
それは、高速道路を使って通勤していたため、ステリングを切る回数とブレーキを踏む回数が走行距離のわりに少なかったこと、また、定期的にタイヤの空気圧のチェックとローテーションを行っていたからと思われます!!
私のタイヤの事例からもわかるように、走行の状況によってもタイヤの寿命は変わってきますし、定期的にタイヤのメンテナンスをするとタイヤの寿命は延びます!
個体差はありますので、あくまで参考ですが・・・。
今回ご紹介したのは一言にタイヤの点検といっても、ほんの一部で、このほかにもタイヤの点検項目は多数あります。
もちろん、みどろ店でもタイヤの点検を承っております。
交換時期が近づいているお車に関してはメカニックがオススメのタイヤのご案内もさせていただきますので、お気軽にお問合せください!!