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高知東店

《蛍の光》と《別れのワルツ》の聴き分け方です!

投稿日:2020年3月13日 更新日:

 

こんにちは。

いつも高知東店のブログをご覧いただき誠にありがとうございます。

 

 

 

今年度も残すところ18と短くなってきましたね。

 

 

デパートの1日で例えるともうすぐ《別れのワルツ》が流れ出す頃でしょうか。

 

 

という強引な前振りにより始まるのは、今回のブログのテーマ

『《蛍の光》と《別れのワルツ》の判別』です!

 

 

デパートなどの商業施設で閉店が近づくと流れ始めるあの曲が、実は《蛍の光》ではなく《別れのワルツ》という別の曲であることはご存知の方も多いはず。

 

 

しかしながら、実際に聴いてみると《別れのワルツ》ではなく本当に《蛍の光》のインストゥルメンタルだったりすることもあるのです。

 

 

そこで、今回はこれらを聴き分ける方法をいくつかご紹介いたします。

 

 

 

①拍子を数えてみる

 

 

そもそも、なぜこんなに似ているのかと言うと、いずれも同じ曲をもとにしている為です!

 

 

《蛍の光》はもともとスコットランドの民謡《オールド・ラング・サイン(Auld Lang Syne)のメロディをもとに我が国の学校教育用に稲垣千穎(いながきちかい)さんが作詞したとされています。

 

 

 

一方で《別れのワルツ》1940年に公開された映画『哀愁(Waterloo Bridge)の劇伴として作曲された《オールド・ラング・サイン》ワルツにアレンジした曲を日本でレコード化する際に、古関裕而(こせきゆうじ《栄光は君に輝く》や《オリンピック・マーチ》など)さんが採譜(俗に言う耳コピ)し、アレンジして《別れのワルツ》として発表されました。

 

 

 

余談①

古関裕而さんと奥さまの金子さんをモデルにしたNHKの連続テレビ小説『エール』が今月30日からスタートします!どのような背景で名曲の数々が生み出されたのか楽しみですね!

余談②

映画『哀愁』の中では3拍子のワルツが印象的ながら、実は原曲と同じ4拍子の《オールド・ラング・サイン》も流れています。気になる方は是非映画をご覧ください。

 

 

閑話休題、いずれも《オールド・ラング・サイン》をもとにしていますので似ているのも当然ですが、その大きな違いは拍子にあります。

 

 

《オールド・ラング・サイン》《蛍の光》四拍子です。

 

 

 

四拍子はカウントすると

 

12341234…

 

と続きます。

 

 

一方《別れのワルツ》はワルツ(円舞曲)の名の通り三拍子です。

 

 

 

カウントすると

 

123123…

 

となります。

 

 

ここで少しだけ厄介なのが《蛍の光》《別れのワルツ》小節の1拍前から始まることです。

 

 

これはアウフタクト(弱起)と呼ばれるもので、わかりやすく言えば歌い出しが1拍目以外の場合を指します。

 

 

弱起で始まる四拍子の曲はヘンリー・クレイ・ワークさんの《大きな古時計》や坂本九さんがカバーした《見上げてごらん夜の星を》などもそうですし、最近では米津玄師さんのLemonも有名です。

 

 

三拍子だと世界で一番歌われている英語の歌としてギネスにも登録されているHappy Birthday to Youや卒業シーズンにぴったりの《仰げば尊し》以前ブログでご紹介した《知床旅情》なんかもそうですね。

 

 

《蛍の光》の場合は

 

1・2・3・・1・2・3・

1・2・3・ーたーーるのー

 

という具合に1拍目ではなく4拍目から始まっています。

 

 

 

同様に《別れのワルツ》では3拍目から始まりますので

 

1・2・・1・2・3・1・2・

1・2・ーたーーーるーのーーー

 

となります。

 

 

 

その点に注意しつつ、実際に聴ききながら「12341234…」とカウントしてみてください。

 

 

ピッタリとハマれば四拍子の《蛍の光》ですし、ずれてしまい気持ちが悪い時は「123123…」とカウントを三拍子に変えてうまく合えば《別れのワルツ》です!

 

 

もちろん試す順番はどちらでも構いません。

 

 

更に《別れのワルツ》の場合は、伴奏としてドラムなどの打楽器が2拍目と3拍目を刻んでくれていますので、大袈裟に言うと「ズン・チャッ・チャッ・ズン・チャッ・チャッ」というリズムがワルツらしく誇張されています。

 

 

このリズムを聴きとることが出来れば間違いなく《別れのワルツ》であると判別できますが、あまり伴奏を意識できない場合は「123123…」でも「ズン・チャッ・チャッ・ズン・チャッ・チャッ」でもどちらでも、ご自身の感覚に近い方で拍子をとってみましょう。

 

 

 

②実際に歌ってみる

 

 

拍子の話をしましたが、わかりにくかったという方は実際に流れてくる曲にのせて《蛍の光》の詞を歌ってみると良いでしょう。

 

 

もし《別れのワルツ》だった場合は歌い方に無理が出てきます。

 

 

例えば下の譜例をご覧ください。

 

 

 

上が皆さまがよく歌っている《蛍の光》で、下が《別れのワルツ》です。

 

 

《蛍の光》は四拍子なので「蛍の光、窓の雪」までをたったの4小節(4分音符16個分)で歌いますが、三拍子の《別れのワルツ》は同じ歌詞を8小節(4分音符24個分)かけて歌うことになります。

 

 

この差は例えば歌詞の語感に合わず間延びした印象を受ける点などに表れます。

※《別れのワルツ》は小節の頭ごとに2分音符(4分音符二つ分)が入る為

 

 

つまり、歌詞をのせて歌った際の違和感こそ歌詞をのせることを想定していない《別れのワルツ》である証拠なのです。

 

 

 

③覚える

 

 

も難しいとなれば、最終手段として《別れのワルツ》を覚えてしまうやり方もあります。

 

 

現在、一般的に多く用いられている《別れのワルツ》の音源は株式会社USEN様が24時間流しているものや、それ以外のものも含めて極めて似たようなアレンジになっています。

 

 

《蛍の光》には多種多様なアレンジが存在し、その全てを覚えるのは極めて困難です。

 

 

そこで、《別れのワルツ》でないことを確認し、消去法で《蛍の光》と判別する方法も不可能ではありません。

 

 

そこで、お店の迷惑にならない程度に閉店前に聴き込んで頭にインプットしてみましょう。

 

 

しかしながら、私も調べるうちに《別れのワルツ》にもUSEN版等とは大きく異なるアレンジがいくつかあることが判明しました(で取り上げた打楽器によるわかりやすい伴奏がない等)

 

 

私はそれらの特殊なアレンジが実際の店舗で用いられているのを聴いたことはありませんが、存在する以上このやり方は極めて限定的と言えます。

 

 

やはり、拍子を捉える実際に歌ってみる方法をオススメします。

 

 

 

ということで、今回は《蛍の光》《別れのワルツ》の聴き分け方をご紹介しました。

 

 

デパートなどでは店内BGMが様々な意味を持っていることもあるそうです。

 

 

「今流れているこの曲はなんだろう?」「どう言う意味なんだろう?」と考えてみるとショッピングがもっと楽しくなるかもしれませんよ!

 

 

営業時間中は是非BGMに少しだけ耳を傾けてみてはいかがでしょうか?

 

 

 

さて、営業時間といえば41日より営業時間と定休日が変更になります!

 

 

 

開店時間

10:00より

閉店時間

18:00まで

 

 

定休日

毎週火・水曜日

(一部火曜日を除く)

 

 

そのほか、夏季休業や冬季休業なども確定しておりますのでコチラの営業カレンダーをご確認ください。

 

 

皆さまにはご不便をおかけいたしますが、何卒ご理解賜りますよう、お願い申し上げます。

 

 

 

いよいよ9時半から営業する週末も残すところ3回となりました。

 

 

だからというワケでは全く無いのですが、

明日から三週連続で

Final Chance Fair

(略してFCF)を開催いたします!

 

 

 

朝は脳が活性化しており、刺激を求めているそうです。

 

 

9時半という早い時間からの商談で1日をより刺激的にひいては来年度を新しいクルマでより豊かに過ごしてみてはいかがでしょうか?

 

 

皆さまのご来店を心よりお待ちいたしております!

 

 

よくもまあここまでSUBARUに関係ないブログが書けたものです。

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