こんにちは。
いつも高知東店のブログをご覧いただき誠にありがとうございます。
今回もいきなりこのコーナーからどうぞ!
佐野店長の登山日誌
今回も天気がそんなに良くなかったのですが、
徳久さん、髙井さんと私の3人で
奥工石山(四国山地中部にある標高1,515.8mの山)に登ってきました。
黒っぽい雲をみて雨を心配しつつの登山でしたが、
頂上に到着するとやっぱり清々しい……はずが、
なぜか虫(小さいハエ?蚊?)がたくさん!
写真撮影にも写りこんでくる始末ε=(。・`ω´・。)
ただ、お邪魔しているのは私たちなので文句は言えませんよね(^_^)
登山口に戻ってきた時にポツリポツリと雨が降ってきて、
今日はおニューのトレッキングシューズを水びたしにしなかったと、
安心した1日でした。
以上、佐野店長の登山日誌より
佐野店長と徳久さんに、再び髙井さんも加わり登山部も完全復活ですね!
私も現在休部中ですが、もう少し涼しくなって虫が少なくなってきたら復帰する予定です。
半年以上登山から離れた身体に不安も感じつつ、お次は私の本分である音楽のコーナーです!
待ちに待ったアレが発売されました!
昨年11月30日更新のロマンティックなプラスティックです!にてご紹介した株式会社全音楽譜出版社さんのアルトリコーダーブレッサン(G-1A)を覚えていらっしゃいますか?
初見の方は是非そちらのブログもご覧ください!
G-1Aはバロック期の最高の楽器の一つであるブレッサンを忠実に再現することを目的に作られたプラスティックリコーダーです。
私はこのリコーダーの音色が好きで、クルマにも積んでおり、オーディオで気になる曲が流れたらブレッサンで吹いています(実力的に吹ける吹けないは全く別の問題です)。
そんなG-1Aは先ほども申し上げた通りバロック期の楽器ですが、バロック期の音楽や楽器が今日のピッチ(音高)と異なるのはご存知でしょうか?
今日のピッチは1939年にロンドンで行われた万国規格統一協会の国際会議で定められた、中央の1点ハ音(ド・C4)の上の1点イ音(ラ・A4)を440Hz(A=440Hz)とするものが一般的です。
1点イ音/A4を五線譜で表すとこの音です
時報でよく耳にする3秒前からの3音は440Hzで、正時に1オクターブ上の880Hzの音が3秒間流れますので、結構私たちの耳に馴染んでいる音ですね。
(よくチューニングの際に「442で」等と言いますが、この数字はあくまでもA4の音が442Hzという意味です。)
では、それ以前のピッチはと言うと地域によって大きく異なっていました!
同じ楽器でも気温等が変わればピッチも変わりますし、地域や宗教によって様々な楽器があった為、多様なピッチが存在したことは必然と言えます。
当然ながら、バロック期の楽器であるブレッサンも当時のものはA=440Hzではありませんでした。
ブレッサンのオリジナルのピッチはA=410Hzであることから、ブレッサンが活躍した時代や地域のピッチが今日のものから半音以上低かったことが窺えますね。
既に発売されているG-1Aはオリジナルのブレッサンの吹奏感や音色を忠実に再現しつつも、現代のピッチに合わせるようにA=440Hzに設計されています(なので学校の音楽の授業でも合奏に用いることができますよ!)。
そんな中で、昨今は当時の音楽を当時の楽器で演奏することの重要性が見直されており、バロック音楽もそのような考えで演奏される機会が少しずつ増えてきました。
バロック音楽を演奏する際には一般的にA=415Hz(バロックピッチとも呼ばれる)が用いられます。
(このA=415Hzというのも厳密にバロック期のピッチがそうであったというわけではなく、A=440Hzから丁度半音低いので今日演奏するに当たっても便宜上で都合が良いと言う理由なので、必ずしもバロック当時の正確なピッチでは無いという点は注意が必要です。)
前置きが長くなりましたが、そうしたニーズに応えるべく、全音楽譜出版社さんからブレッサンの音色や吹奏感をそのままに、バロックピッチに対応するG-1A/415が去る9月20日に発売されました!
立派な化粧箱です!
ほとんどの楽器がA=440Hzで作られる今日にA=415Hzの楽器を一から作るのは容易では無く、また残念ながら新規の開発に見合うほどの市場規模も期待できません。
そこで、G-1A/415はその名前からも御察しの通り、既存のG-1Aをベースに開発が進められました。
プラットフォームを共通化してスポーツカーからSUVまでラインナップする昨今のクルマづくりに似ていますね。
とはいえ、クルマがそうであるようにリコーダーもそう単純なものではありません。
音高を下げるには管を伸ばすか太くする必要があります。
上:G-1A/下:G-1A/415
左側の頭部管は共通ですが中部管から下の長さが異なりますね
G-1A/415も中部管や足部管が伸びて内径が8.3%大きくなっており、それに伴って各部を最適化しています。
また、G-1Aのブログでもご紹介したトーンホールのアンダーカットもG-1A/415用に新造されており、整った音質と豊かな鳴りに貢献しています。
さらに、アンダーカットのおかげでトーンホールの間隔を狭くすることが出来ますので、管が長くなっていることを感じさせないほどの容易な運指を可能にしています。
早速吹いてみました!
※断じて仕事中の事務所で吹いたわけではありません
うーん。なんとも不思議な感覚です。
ドの音を吹いているのですが、聞こえてくるのは半音低いシの音。
私に絶対音感があったらきっと半音低い違和感に戸惑うのでしょうが、幸い私には音感がありませんので相対的にA=440Hzの音を聞かない限りは何の違和感もなく演奏することが可能です。
モダンピッチのアルトリコーダーと同じ運指で少しだけ息を多めに吹き込めば自ずとA=415Hzのバロックピッチで奏でられますので、同じアクセルの量で異なる加速を愉しめるSUBARUのS/Iドライブで言うところのSモードみたいな感じでしょうか?
もちろん、バロックピッチであるだけでなく、優しい音から華やかな音までブレッサンG-1A/415の持つ大きなキャパシティがそれを可能にします。
美しい曲線を描いたボディラインや装飾、艶消しのシボ加工など、見た目の美しさや肌触りの良さも所有する悦びを満たしてくれますよ!
ケースも特別感がありますね!
さて、気になるのはお値段ですよね。
バロック期の最高のアルトリコーダーであるブレッサンを忠実に再現し、プラスティックリコーダーでは例のないバロックピッチを実現させたG-1A/415。
お値段なんと!
9,800円!
\リーズナブル!/ \安い!/
いや、決して安くはないのですが、従来バロックピッチのリコーダーを購入しようとすると木製しかなく、価格もおよそ10万円からしますので、お手入れや管理が簡単なプラスティック製で価格も税抜き1万円以内に収めたのは全音楽譜出版社さんの部品や製造過程の効率化といった企業努力の賜と言えます。
G-1Aが3,200円(税別)に対しG-1A/415が9,800円(税別)と3倍以上の値段になっていますが、バロックピッチのリコーダー自体がモダンピッチのリコーダーの1/3ほども需要がないことを鑑みれば妥当か、もしくは破格の値段でしょう。
バロックの響きにご興味のある方は是非お一ついかがでしょうか?
お買い求めは楽器堂OPUSイオンモール高知店さんまで!
!注意!
G-1A/415はバロックピッチですのでモダンピッチが栄える学校の音楽の授業では他の楽器と合わせることが出来ません。
値段が高いから良いだろうとお子さまやお孫さまの学校用に買い与えるのはやめてあげてください。
もし、学校用に少しでもいいアルトリコーダーをお探しでしたらモダンピッチのG-1Aをどうぞ。
G-1A/415と久しぶりの鎌倉さん
筋肉とアルトリコーダーは相性が良いですね!
そういえば、ブログに現行車を載せようと思い購入したWRX STIですが、残念ながら年内に受注終了するそうです。
絶滅が危惧される予定のマイカー
それは同時にEJ型エンジンの製造終了を意味します。
WRX STIの心臓部であるEJ20エンジンは軽量で高剛性、低重心、ショートストローク、DOHC、ターボ、、、その優れた資質で高回転・高出力を可能にしました。
そんなモータースポーツで数々の実績を持つEJ20は31年間の歴史に幕を閉じるのです。
今後、否が応でも環境性能や燃費性能などが煩くなる自動車業界。
その過渡期にある今こそ、敢えて全力で逆行してみませんか?
オートマではありません。
アイドリングストップもありません。
アイサイトもありません。
燃費も大して良くありません。
しかし、それらと引き換えに圧倒的なパワーを誇るWRX STI。
製造終了することがこんなに早くわかっているのですから、是非後悔なきようご注文はお早めに!
また、EJ20エンジン終了の特別記念モデルとして555台限定で
WRX STI EJ20 Final Edition
も抽選販売予定です!
画像はプロトタイプ車両であり、仕様等をお断りなく変更する場合があります。
抽選方法などの詳細は10月23日以降、コチラの特設サイトでご確認いただくか、四国スバル(株)高知東店に直接お問い合わせください!
詳細が分かり次第、追ってお知らせいたします!
お楽しみに!
明日28日と明後日29日は期末決算フェアです。是非四国スバル(株)高知東店へお越しください!
9/27 つの
10/5 1点イ音の譜例追加